膜厚計とは

1.膜厚とは

塗料は、建物・構造物(橋梁・鉄塔・など)・自動車・船舶・電気製品・金属製品・ プラスチック製品など、いまや生活に関わるあらゆるものに使用されているといっても過言ではありません。 塗料の塗布量が多過ぎると、時間と塗料が無駄になるだけでなく、塗装の最終的な性能と仕上がりにも影響します。塗装が厚過ぎる場合は、割れが生じます。薄過ぎると下地が十分保護されないので、錆びが出るおそれがあります。最終的な塗装の付着性と外観に関しても膜厚に左右されます。塗料の量が多過ぎると、付着性が落ち、量が少なすぎると変色や光沢の劣化につながります。これらの面を考えると、膜厚の測定・管理が重要になってきます。

2.膜厚計の原理

膜厚計は、その測定方式により、異なる原理によって膜の厚さを読み取っています。 代表的な測定方式の原理は次の通りです。

電磁式:電磁コイル(鉄芯入りコイル)に鉄を近づけると、接近距離によってコイルのインダクタンスが変化する。この変化を利用して膜の厚さを読み取る。

渦電流式:一定の高周波電流が通じている誘導コイルを金属に近づけると、金属面上に渦電流が生じる。この渦電流は誘導コイルと金属面との距離に応じて変化する。この原理を利用して鉄以外の金属素地上の絶縁性塗膜の厚さを読み取る。

3.膜厚計の種類

膜厚計には様々な種類があり、それぞれの測定方式は、計測対象物の素地や塗膜の材質によって使い分けられます。

膜厚計の種類


4.一体型、プローブセパレート型

膜厚計には、大きく分けて「一体型」と、「セパレート型」の2種類があります。 それぞれの特徴は次の通りです。

一体型

・プローブ(センサー)が膜厚計本体に内蔵(プローブの交換は出来ません)
・プローブ部が『ビッグフットTM』になっていて、安定した計測を実施
・片手で行う作業に理想な測定器

セパレート型

・別途プローブが必要(プローブの交換が出来ます)
・素地、測定範囲、測定環境などに適したプローブを選択
・『PINIPTM』を装着すると一体型と同じように片手で使用が可能

5.エルコメーター膜厚計の測定範囲・用途

エルコメーター社は、1947年に設立されたイギリスの膜厚計メーカーです。「塗布剤(塗料、インク、溶剤、コーティング、メッキ、化粧品、香料等)」「素地」「塗装環境」を、検査・測定する機器を幅広く取り揃えております。「同クラス最高」の設計と品質の製品をお求めやすい価格で提供することを信条とし、現在では世界70カ国以上へ販売、世界的なブランドとしてその地位を確立しています。 また、エルコメーター社はISO9000とISO14001の認証を取得しており、また、鉛や水銀を使用せず、CE、RoHS指令に準拠しています。インネクストは、この英エルコメーター社の正規輸入元であり、導入支援から、販売、修理、各種証明書の発行にわたり、お客様のご要望にお応えしております。

膜厚計本体早見表

膜厚計本体早見表


プローブ早見表

プローブ早見表


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