付着性(アドヒージョンテスター)
巨大なビルから小型の家電製品まで、今日、保護膜や化粧皮膜が施されていないものはまずありません。
これらの皮膜がすぐに剥がれてしまうと、少なくとも塗り直しの費用がかかります。
付着性試験とは、塗膜と下地面、塗膜層同士、または下地の付着力を定量的に求めるプロセスのことです。
通常、保守点検作業の一環として、所定の付着性試験を実施します。
試験方法
・クロスカット(碁盤目)法:
ペンキまたは粉体塗装の厚さ250μm(10mils)までの膜の付着性を目視で比較します。
短時間で実施でき、コストも低い方法です。
塗膜を碁盤目状に切り、横方向の付着力を弱めます。
塗膜がどの程度剥がれたかを、ISOやASTM規格、または製品用に定められている基準と比べて、付着性を判定します。
・プルオフ式(アドヒージョンテスター):
付着力を数値で判定できるシンプルな方法です。
平面と曲面の両方で試験でき、実験室や塗装現場で実施するのに最適です。
ドリー(円筒形の引張端)を塗膜に接着剤で固着し、接着剤が乾いたらドリーを引っ張り、塗膜が剥がれるのに必要な力を測定します。
・プッシュオフ式(アドヒージョンテスター):
ドリーを接着剤で塗膜に固着させます。接着剤が乾いたら、ドリーを押し付けたまま試験機を引き上げ、ドリーが剥がれるのに必要な力を測定します。
平面と曲面の両方で試験できます。
常に同じ方法で得られた結果を比較することが重要です。
実施する試験に合った試験機をお選びください。


